ともづなのブログ

tomoduna blog

施設長日記「介護のほんとのこと」

director's diary

オープニングスタッフ大募集!!

2017.7.25 up

ともづなショートステイがいよいよ10月1日にオープンします。
現在オープニングスタッフを募集中です。
ともづなでは、スタッフのワークライフバランスを考慮したシフト勤務をおこなっており、直近の1年間で離職はありません。
あなたの「やる気」を是非、生かしてみませんか?
詳しくは、最寄りのハローワーク、あつまるくんの求人案内等をご覧ください。
ご応募、お待ちしています!!

カテゴリー:介護のほんとのこと

お求めやすい価格で

2017.7.14 up

いいサービスを広く浸透させていくためには、価格のお求めやすさも大切です。
ともづなでは、介護保険以外のいわゆるホテルコスト(住んだり食べたりする費用)についても、その価格を抑えるためにさまざまな工夫をしています。
例えば入居施設の場合、食事は委託してしまうことがほとんどですが、ともづなではすべて自前で行っています。
多くの事業所が委託するということは、そのメリットがあるからで、逆にいえば自前の場合には乗り越えなければならない壁があるということです。
自前で行ってもきちんとコンプライアンスを遵守し、家庭的で温かみのある食事を提供すること。
デメ リットをメリットに変えること、メリットは最大限大きくすること。
そしてそのサービスを出来るだけ安くすること。
サービスの浸透は平たんな道のりではありません。

カテゴリー:介護のほんとのこと

自分のライフ(人生)のために

2017.7.2 up

ライフ(人生)は徹頭徹尾、自分のためにあります。
しかし、ワーク(仕事)は相手のためにその存在意義があります。
そしてそのワークはライフの一部です。
「世界は誰かの仕事で出来ている」と謳うCMがありましたがまさにそのとおりです。
私たちのライフは誰かのワークの「受け手」として存在しています。
私たちのワークは誰かのライフへの「送り手」であるといえます。
誰かのライフ(人生)を支えるものと考えれば決して手を抜くことはできないし、こんなにやりがいのあることはないのではないでしょうか?
結局は「他者へのワークは、自分のライフ(人生)のため」なのですね。

カテゴリー:介護のほんとのこと

ワークライフバランス2

2017.6.21 up

ワークライフバランスとは単に残業をしないことなどということではありません。
自分が担当している案件でトラブルが発生している最中に「定時だから帰ります」と言って帰ってしまうのは、本当の意味でワークライフバランスがとれているとは言えません。
人生のステージでは仕事の比重が大きくなることもあるでしょう。
時には徹夜で頑張らなければいけない時もあるかもしれません。
あくまで、人生全体で見てバランスがとれているかどうかが、本当の「ワークライフバランス」なのではないでしょうか?

カテゴリー:介護のほんとのこと

ワークライフバランス

2017.6.10 up

働き方改革に対する議論が盛んです。
*小池百合子氏(東京都知事)~ 働き方改革について聞かれて
知事は「24時間営業」であり、就任から今日まで休みなく走り続けています。ベッドの中でも、「次は何をしようか」とか「こんなことをやればおもしろいだろうか」などと思索を巡らせています。ただ、私が「24時間営業」を苦にしていないのは、自分の時間を自分で管理できる立場だからでしょう(激務でも、仕事の優先度を自分で管理できているから苦にならない)。
たとえ「残業ゼロ」であっても、まわりに振り回されるような働き方や納得できないことを強制される働き方を強いられると、長続きは難しいのではないでしょうか。
そもそもワークとライフは切り離して考えるものではありません。
ワークはライフの一部であり、それを構成する重要な要素です。
誰にとってもワークよりライフが前にあるのはあたりまえです。
仕事の量や時間の問題ではなく、ワークよりも前にライフがある働き方をしているかどうか?
その仕事を主体性を持って自分で選択し、自分でコントロールできているかどうか?が大切だと思います。

カテゴリー:介護のほんとのこと

エンドロール

2017.5.30 up

映画やテレビドラマで終幕に流されるものをエンドロールと呼ぶそうです。
多くの場合、テーマ曲をバックに、オープニングから終幕に至るまでの経過をまとめたダイジェストが流れ、ドラマのエンディングに彩りと感慨を与えます。
私たちの行っている「看取り」はこれに似ています。
御縁あっての出会いから、やがて生活を共にし、時間を共有することで人間的な関係性ができてきます。生活なので、いいことも悪いことも困難なことも様々おこります。
最期を迎えた時には、「あんなこともあったね」「こんなこともあったね」「やっとお迎えがみえましたね」と心から言えること。死は敗北ではなく、「楽になりましたね」と思える感覚。
最期のお迎えの時、私たちの胸にはそんな様々な想い出が去来し、静かなエンディングテーマとともに走馬灯のように蘇るのです。

カテゴリー:介護のほんとのこと

晩節をご一緒に

2017.5.19 up

ともづなで最もご長寿だったNさんが、先日未明、静かに息をひきとられました。
享年105歳。あっぱれな生きざまでした。
Nさんは明治~大正~昭和~平成の4時代を生き抜かれたとても「凛とした」方で、早くにご主人を亡くされた後も、99歳までは立派に家を守られていたそうです。
3年前からはともづなにご入居されましたが、亡くなる直前まで食事も排せつも介助を要しながらでも何とか自力で行っていました。
斎場から出棺され火葬場に向かう途中に、ともづなに立ち寄っていただき、職員も最後のお別れをさせていただきました。
3年間生活を共にし、職員にもNさんとの様々な思いでが刻まれています。
感慨無量のお別れでした。
私たちができることは、その方の人生の最期の数年間をご一緒し、お迎えのその時まで無事にお送りすることだけです。
そのことの喜びと尊さ、重さをあらためて教えていただいた、Nさんのご最期でした。
合掌。

カテゴリー:介護のほんとのこと

明日10時

2017.5.8 up

ご家族が、自分をいつお迎えに来るのか、しきりに気にされる入居者さんがいらっしゃいます。
家のことは大丈夫だろうか?
自分がここにいることを家族はちゃんと分かっているだろうか?
認知症がかなり進行し、1分前のことも忘れてしまう方ですが、その時、場面場面では物事を理解しています。
毎日、そのフロアでは職員とその入居者さんのやり取りが交わされます。
「迎えはいつくるだろか?」
「明日10時ですよ」
認知症のケアの本質は、一緒に時間を共有することに尽きます。
その中で出来ないことは手助けをし、心配事があれば安心させてあげなければなりません。
どうやって安心していただくかが介護のプロとして腕の見せ所です。
安心・安全・快適な居場所になるために、日々試行錯誤を重ねています。

カテゴリー:介護のほんとのこと

生活の場

2017.4.26 up

国の審議会等で療養病床の再編議論が盛んです。
これはいわゆる「社会的入院」を解消して医療費の抑制につなげることを目的としています。
厚労省は、療養病床を看取りを含めた医療サービスも受けられて「生活の場」となる新たな施設へ転換させ、重度の高齢者などの受け皿とすることをすでに決定しています。
要するに「生活の場」にどのようにして「医療ケア」を絡め、最終的に穏やかな「看取り」につないでいくかの議論です。
病院は「治療の場」であり「生活の場」ではないため、この再編には現場の根本的なパラダイムシフトが必要となります。
信頼される「生活の場」を作ることはそんな簡単なことではないと肌で感じています。

カテゴリー:介護のほんとのこと

菊池在宅ドクターネット

2017.4.14 up

昨日、菊池郡市医師会立病院で、菊池郡市医師会の「菊池在宅ドクターネット」に関する勉強会に参加させていただきました。
これは、誰もが安心して在宅医療を受けられるように医師会が始めた取り組みで、訪問診療を行う機関のネットワークのことです。
まだ始まったばかりですが、非常に実りある勉強会でした。
ともづなでは、開設3年4か月で約20数件いわゆる「看取り」を行いました。
50年前には在宅での死が90㌫を占めていたものが、現在では90㌫以上が病院で亡くなっているという現状があります。
増え続ける医療費の問題とともに近年、過剰な延命に対して問題提起がなされるようになりました。
私たちは最初から「看取り」をやろうと意気込んでホーム運営を始めたわけではありません。
ともづなはあくまでも「生活の場」です。
しかし、2年3年と時がたつうちに、高齢の方は「その時」に向かっていかれます。
何年かの生活で様々な想いでを刻んできたこのホームで、安らかな最期を迎えてほしい。
家族と、職員と、皆が望む形を求めたら、自然と今の形になりました。
20数件のケースのうちで、ご家族とトラブルになったようなケースは一度もありません。
ありがたいことに皆さんから感謝の言葉をいただき、ご本人様が亡くなられたあともお付き合いさせていただいたりしています。
私たちなりに分析すると、それは「生活を共にした」時間があったからだと考えています。
迷いや葛藤を抱えたご家族も、時間の経過とともに少しづつ、それを受け入れ、準備ができていくのだと思います。
当然のことながら、それを行っていくためには私たちだけでは不可能で、どうしても在宅医の先生方のお力をいただかなければなりません。
このようなネットワークがあれば本当に心強いですし、今後この取り組みが広がっていくことを切に望みます。

カテゴリー:介護のほんとのこと

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
まずはお気軽に見学においでください!
見学のお申し込みはこちら