私が最初に就職したのは、当時比較的規模の大きな準公務員扱いの病院でした。
(ちなみに現在、その病院は民営化されダウンサイズされているようです)
働いて1週間で思ったことは「一生、この歯車の一員でいいんだろうか」ということでした。
体系が完全に出来上がっており、自分の仕事が「言われたことを言われたとおりする」こと以上でも以下でもないと感じてしまったのです。
次に就職したのは規模でいえば以前の5分の1以下で、まだ体系が出来ていないところでした。
そこで「体系をつくる」ところから関われたことが、現在の礎になっていると感じています。
現代の就活売り手市場での「大企業志向」「安定志向」「権利志向」を見るたびに思います。
やり方を根底から覆すようなイノベーションを起こせるのは若い力です。
そのためには、経営層(資源を動かせる人)と直に接せられることや、既存の方法に異を唱えられるような環境の方が近道です。
人生に安定・安泰なんてありません。
不安定だからこそイノベーションが生まれ、結果、「権利」もついてきます。
若い人には、大手であることや残業の少なさという観点だけでなく、自身の「キャリア形成」という観点から就職活動してほしいと切に願います。
(最初の就職で一生が決まるなんてことは絶対にないのでご安心を!)