~ どこで最期を迎えたいか?
ともづなでは、開設2年半で約20件いわゆる「看取り」を行いました。
50年前には在宅での死が80㌫を占めていたものが、現在では90㌫以上が病院で亡くなっているという現状があります。増え続ける医療費の問題とともに近年、過剰な延命に対して問題提起がなされるようになりました。
この問題は、最近メディアでも取り上げられているので見聞きされている方も多いかもしれません。
私たちは医師ではありませんし、ましてや神様でもないので軽々しいことは言えませんが、口から食べ物が入らなくなって、ともづなで最期を看取らせていただいた方たちは、本当に波が引くように静かに逝かれました。
それは私たちの2年半での実感からすると「神々しいもの」であり、決して「恐ろしいもの」「苦しいもの」ではありませんでした。
ホームで看取りを行うためには、ご家族が主治医の先生としっかり話し合われ、それをご理解・納得していただくことが不可欠です。
そして私たちは、その方の人生の最期の時間を共有させていただくわけです。
生活を共にする者(ずっと一緒にいる者)として誠心誠意、入居者様の「良い人生」のお手伝いをさせていただきたいと考えています。