ともづなのブログ

tomoduna blog

施設長日記「介護のほんとのこと」

director's diary

いい施設と悪い施設

2016.10.6 up

いい施設と悪い施設を分けるものは何でしょうか?
要素は2つしかありません。
ひとつはリスクに対するマネジメント、もう一つは職員管理を含むサービスの管理です。
それは「誰かがどうにかいいようにしてくれる」ことでは決してなく、組織の総意としてどうしても必要な事柄です。
この二つを「誰かのこと」ではなく、「自分のこと」として捉えられる人材になること。
市場価値の高い介護のプロになるために、是非心に留め置いてみてください。

カテゴリー:介護のほんとのこと

総合人間力

2016.9.30 up

「介護の仕事に最も必要な素養をひとつだけ挙げよ」と言われれば、迷わず「人間性」と答えます。
「知識・技術」や「コミュニケーション能力」ももちろん大事ですが、その礎(いしづえ)になるものは結局「人柄」です。
ともづなでの人事考課は、そのほとんどが「人柄」に起因する内容になっています。
相手目線であるかどうか?
こちらの都合を優先させていないか?
誠実に丁寧に、相手と向き合っているか?・・・
当たり前のことですが、結局、世の中のあらゆる仕事は「人間性」の集積によってできていると強く感じています。

カテゴリー:介護のほんとのこと

たくさんのご来場ありがとうございました

2016.9.24 up

昨日は、「ともづなお月見会」が開催されました。

今年もたくさんの皆様にご来場いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

同時に、今後もしっかりと地域に根差していけるよう、気持ちを新たにしました。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

カテゴリー:介護のほんとのこと

たくさん経験して、たくさん失敗すること

2016.9.18 up

「市場価値の高い介護のプロ」にどうしたらなれるのか?
それは「たくさん経験して、たくさん失敗すること」に尽きます。
それは「誰かがどうにかしてくれること」ではなく、「自分自身のこと」だからです。
そこで起こるあらゆる問題を自身のこととして解決・昇華していくためには、たくさん経験して失敗を糧にしていくしかないのです。
真に「理解する」というのは、その因果関係を理解していることを指します。
経験を糧にしていくことでしか、なぜそうなのかを理解してあらゆる問題に対処していく道はないのです。

カテゴリー:介護のほんとのこと

市場価値の高い介護のプロになるために⑤

2016.9.12 up

システム全体が成熟してくることの弊害として、役割分担が明確にされることで担当者が「それだけになる」ことが挙げられます。
組織としてもマニュアル化を徹底するあまり、決まった手順以外のことをさせない傾向が出てきます。
そうなると職員は考えることを放棄して「思考停止」に陥り、結果としてマニュアルが想定した以外の事故やトラブルに対処できない組織となってしまいます。
ただ、このような傾向は、一面で、作業の効率化や働く人の働きやすさ等にとっては正しい考え方であるともいえます。
多くの人の働きやすさは、「時間内で決まった通りのことをおこなうこと」であったり「必要以上に責任を担わないこと」であったりするからです。
その一方で全体を見極め、それに対応した行動をとるだけの判断ができる「市場価値の高い介護のプロ」がどうしても必要となるのです。

カテゴリー:介護のほんとのこと

市場価値の高い介護のプロになるために④

2016.9.6 up

私は仕事がら、医療・介護業界以外の方と接する機会も多くあります。
建設・設備、金融、各種サービス業などなど・・・。
彼らは、剥き出しの資本主義化における厳しい過当競争に、日々晒されています。
生き残りをかけた最前線で働く彼らは、自然と「マネージ力」を身につけていくようです。
「与えられることがすべてで、権利だけは主張する」
資格社会で社会保障制度の上に成り立っている私たちの業界は、どちらかというとこの価値観に縛られやすい傾向があるのではないでしょうか?

カテゴリー:介護のほんとのこと

市場価値の高い介護のプロになるために③

2016.8.31 up

今まであなたがやってきた仕事で、最も会社(組織)に貢献したことは何でしょうか?
また、チームでの仕事の場合、あなたがそこで果たした役割はどういったことだったでしょうか?
どうでしょう。
意外と答えに窮しますよね。
もし、この質問にまったく答えられなかったり、または意味がよくわからなかったりするならば、あなたは言われたことをただ単純に「こなしていた」だけなのかもしれません。
本質として顧客が満足するためには何をなすべきか?
自分の属するチームを成功させるにはどうしたらいいか?
そういったことを真剣に考えて、行動していなかったのかも知れません。
ぜひ、そういった「マネージ力」を持った働き方をしてください。
私たちはそういう人材を切に求めています。

カテゴリー:介護のほんとのこと

市場価値の高い介護のプロになるために②

2016.8.25 up

私は団塊ジュニアで、「勉強していい大学に入って、いい会社に入る」という価値観を植え付けられた最後の世代かもしれません。
しかし、いまやそのような価値観はまったく意味を成さないことはだれの目にも明らかです。
年功序列で右肩上がりで給与が増え、特別な努力をせずともリストラされるようなこともない。
そのようなことが「安定」であるならば、それは現代においては、介護に限らずどんな産業でも不可能だということです。
翻って考えると、少なくとも私たちの地域で、介護がほかの産業より給与や働きやすさ等の待遇が低いことはありません。
業種に限らず、前述した「マネージ力」のある働き方をしている人の給与が、そうでない人より高いだけです。
そのような価値観を醸成していかなければ、受益者に選ばれるサービスを成しえません。
志ある職員も集まらなくなり、現場はどんどん疲弊していくでしょう。
人手不足や現場の疲弊は「お国のせい」なのか?
だから待遇改善という名のもとに巨額の社会保障費(税金)を使って国民の負担を強いていいのか?
考えなければいけないのは私たち「働くヒト」であるような気がしています。

カテゴリー:介護のほんとのこと

市場価値の高い介護のプロになるために

2016.8.19 up

「○○歳の男性平均給与において、介護労働者は一般の会社員と比較すると100万円以上低い」というような報道がよくなされます。
「介護の現場は大変な仕事を安い給与でがんばっている」という論調です。
しかし大変ではない仕事とはいったいなんでしょうか?
すべての仕事は相手のために成り立っています。
こちらの都合は一切関係ありません。
言われたことをただこなすだけ、時間をお金に変換するだけではなく、目的に照らして、それを遂行するためにはどうしたらよいか?
チーム全体としてそれを成すためにはどうしたらよいか?
そのあたりにコミットできる人材は、どこの世界でも喉から手が出るほど欲しい人材です。
介護業界でもこういったマネージ力のある人材の給与は、ほかの業界にひけをとりません。
それどころか、サービスに比して圧倒的に足りないために、ひくてあまただと思います。
これから介護を志す人は、ぜひそういった仕事に携われるようになってほしいと思います。

カテゴリー:介護のほんとのこと

生活そのものがリハビリ

2016.8.13 up

このコピーは「自立支援」を表しています。
要介護高齢者は「できること」を「しなくなる」とだんだん「できなくなる」という宿命を負っています。
高齢者のリハビリは、特別な場所で特別な人がおこなうようなものではなく、生活の中で「なるべく使ってもらうこと」に尽きます。
例えば、その方が車いす⇔ベッドの移譲動作を10のうち5は自力で出来るなら、5は自分で行ってもらい、できない5を介助するということです。
ところが施設では往々にして「職員側の作業効率」と「安全性」を理由に、「できること」も「させない」介護になってしまいがちとなります。
たださえ要介護高齢者は「受け身」で自発的な行動が少なくなります。
だからこそ「さあ頑張ってしますよ」ではなく、「自然とそれをやっていた」という具合に持っていくのがプロの介護職なのです(もちろん、安全を担保したうえで・・・ですね)。

カテゴリー:介護のほんとのこと

1 4 5 6 7 8 9 10
まずはお気軽に見学においでください!
見学のお申し込みはこちら