この世の中で最も難しいことは、「自分以外に人間に、自分が思うことと同等かそれ以上のことをしてもらうこと」だと思います。
相手がそれをこちらの目的を満たすようにしてくれるには、当然ですけど相手がそのことを理解して納得することが必要です。
管理職の立場にある人なら、これがどれほど難しいか身にしみていることと思います。
そんなめんどくさいことせずに、自分でやってしまった方がよほど楽なこともあります。
そもそも全てを一人で担うことは出来ないから「組織」であり「事業」なのです。
任せる側と任せられる側、互いの意思疎通と信頼関係、なによりなぜそのような権限移譲(デレゲーション)が必要なのか、そのあたりの文化の醸成が組織としての成熟のカギであることを痛感しています。