ともづなのブログ

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施設長日記「介護のほんとのこと」

director's diary

社会保障制度の役割とは

2016.11.23 up

資本主義経済の社会のもと、私たちは1人ひとりが自らの責任と努力によって生活を営んでいますが、病気やけが、老齢や障害、失業などにより、自分の努力だけでは解決できず、自立した生活を維持できなくなる場合も生じます。
このように個人の責任や努力だけでは対応できないリスクに対して、相互に連帯して支え合い、それでもなお困窮する場合には必要な生活保障を行うのが、社会保障制度の役割です。
現在の老人介護を取り巻く環境は、この「社会保障制度」の枠組みの中での視点と、サービスとしての市場競争の視点が混在し、対等な競争条件を成しえていないといえます。
限られた財源の中で、闇雲に「社会福祉だから」と許されるものではありません。
皆が切磋琢磨して「いい競争、いいサービス」を行っていくためには、対等な競争環境が必要ではないでしょうか。

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伝達の手段

2016.11.17 up

アメリカ大統領選で、大方の予想を覆してトランプ候補が当選しました。
彼の言動・手法は賛否両論あるでしょうが、「ヒトに伝えて行動させる」という観点からみると勉強になる部分もあります。
①誇張する
自分のイメージを100とした時、それを言葉にすると半分(50)、さらに相手がそれを理解するのが半分(25)、そして最終的にに相手が「理解」を「実行」に移せるのが半分(12.5)。 最後の数字を大きくしたければ誇張する(最初の数字を大きくする)のが効果的と言われます。そういえば、孫正義氏なども最初に大風呂敷を広げますし、前大阪府知事の橋元徹氏なども最初に広げて譲歩を引き出す方法が常套手段でした。
②はっきりしている
善かれあしかれ言動の明快な人物に人々は魅力を感じます。はっきりする、ということが、責任をとることの証明であると感じ取るからです。
③落差をつける
特に当選後は、トランプ氏への形容で「意外とまとも」「意外とやさしい」などと言われることがあります。これは「一見そうではなそうだけど実は」というものです。同じことをしていても落差がついたほうがより効果的です。
①~③はあくまで手段の一つです。
施設運営をしていても伝えることの難しさは日々痛感しています。

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ヘアカットがありました♪

2016.11.16 up

11月14日(月)毎月実施しているヘアカットの移動美容室が来られましたー^^

 

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上り下りの誘導もだいぶいい感じです(∩´∀`)∩笑

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お一人お一人の希望とお体の程度に合わせてシャンプーやカラーも

行っています。

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やっぱり髪を切ると雰囲気が変わりますが、どの方もお似合いの髪型

になりました(^^♪

 

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懐かしむ時間に

2016.11.15 up

11月13日(日)弐番館フロアにて映画上映会を実施しました^^

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今回は植木等さんの無責任男でした🎶

お菓子とお茶をつまみながら気分は映画館です(^^♪

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やはりこの時代の映画や音楽は何かを思い出させるものがある様で、とてもいい表情を

している姿がみられました。

 

次回の上映会はひと月お休みの1月になります^^

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イコールフッティング(競争条件平等化)②

2016.11.11 up

介護離職者や特養待機者問題、更には介護人材の不足などの問題を受け、今年の9月には公正取引委員会が介護分野の現状について調査・検討を行い、以下の内容の報告書をまとめました。
(1)多様な事業者の新規参入(2)公平な競争条件(3)事業者による創意工夫の発揮(4)利用者による適切な選択、の4つを柱とする提言です。
これを受け、医療法人や株式会社による特養参入の是非の議論が活発になっています。(自民党PTの会合では、株式会社が特養を運営できるようにするなどの規制緩和に、反対の意見が相次いでいるようです。)
問題の本質は、特養の運営主体の拡大の是非ではなく「福祉」と「市場原理」の混在です。それに受益者の「選択できる権利」が絡まっているのです。
ただ一つだけ言えるのは、どんなに美辞麗句を並べても健全な競争がなければ、「良いサービス」は絶対に生まれないということです。そして「良いサービスを選択したい」という気持ちは誰もが等しく思うことだということです。
福祉はいわば選択とは無関係で、競争にさらされることのない環境を指します。
そのことの是非が問われているのだと思います。

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秋にお花見(^^♪

2016.11.9 up

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ともづなでは10月24日からコスモス鑑賞や地域の資源利用を兼ねてお弁当持って

バスハイクに出かけています♪

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きれいですよね!

皆さん揃ってこの光景に「きれいかな~っ」と感激

 

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ついついたくさん写真を撮ってしまいました(∩´∀`)∩

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どの日もいいお天気で日向ぼっこもあつーいくらいの日よりです♪

 

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寒くなりましたねーーっ(´-ω-`)

利用者のみなさんの服が秋から冬模様になっているのに季節を感じています*

風邪をひかないように過ごしていきたいと思います(*‘ω‘ *)

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イコールフッティング(競争条件平等化)

2016.11.5 up

近年、介護業界では、社会福祉法人と営利法人などとのイコールフッティングの問題がクローズアップされてきました。
イコールフッティングとは、商品やサービスを販売している事業者が対等の立場で競争が行えるよう、基盤や条件を同じにすることを言います。
社会福祉法人の内部留保に関する指摘から端を発し、この問題は、内閣府の規制改革会議でも「介護・保育分野においては経営主体間のイコールフッティングを確立すべき」と提言されました。
そのような論調を受けて、「社会福祉法人の在り方に関する検討会」が発足され、厚労省の審議会において2013年9月~2014年6月まで計12回にわたり議論され、2014年7月にその骨子が公表されました。
どのような議論がなされ、どのように是正されていくのか大変期待していましたが、その要旨は「情報公開の徹底」や「利益度外視の地域社会貢献事業」などといったこれまでもさんざん言われてきたこと・・・。
「既得権」と「岩盤規制」は日本社会の縮図のようです。

カテゴリー:介護のほんとのこと

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