ともづなのブログ

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施設長日記「介護のほんとのこと」

director's diary

市場価値の高い介護のプロになるために⑤

2016.9.12 up

システム全体が成熟してくることの弊害として、役割分担が明確にされることで担当者が「それだけになる」ことが挙げられます。
組織としてもマニュアル化を徹底するあまり、決まった手順以外のことをさせない傾向が出てきます。
そうなると職員は考えることを放棄して「思考停止」に陥り、結果としてマニュアルが想定した以外の事故やトラブルに対処できない組織となってしまいます。
ただ、このような傾向は、一面で、作業の効率化や働く人の働きやすさ等にとっては正しい考え方であるともいえます。
多くの人の働きやすさは、「時間内で決まった通りのことをおこなうこと」であったり「必要以上に責任を担わないこと」であったりするからです。
その一方で全体を見極め、それに対応した行動をとるだけの判断ができる「市場価値の高い介護のプロ」がどうしても必要となるのです。

カテゴリー:介護のほんとのこと

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