ともづなのブログ

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施設長日記「介護のほんとのこと」

director's diary

生活そのものがリハビリ

2016.8.13 up

このコピーは「自立支援」を表しています。
要介護高齢者は「できること」を「しなくなる」とだんだん「できなくなる」という宿命を負っています。
高齢者のリハビリは、特別な場所で特別な人がおこなうようなものではなく、生活の中で「なるべく使ってもらうこと」に尽きます。
例えば、その方が車いす⇔ベッドの移譲動作を10のうち5は自力で出来るなら、5は自分で行ってもらい、できない5を介助するということです。
ところが施設では往々にして「職員側の作業効率」と「安全性」を理由に、「できること」も「させない」介護になってしまいがちとなります。
たださえ要介護高齢者は「受け身」で自発的な行動が少なくなります。
だからこそ「さあ頑張ってしますよ」ではなく、「自然とそれをやっていた」という具合に持っていくのがプロの介護職なのです(もちろん、安全を担保したうえで・・・ですね)。

カテゴリー:介護のほんとのこと

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