要介護高齢者はそもそも虚弱ですから、心身の状態は24時間刻々と変化します。
その変化に対して、どう対処するかは事業者としての見せどころです。
ご家族としては「ホームに預ける」という選択をした時点で、ある程度は信頼関係にコミットして委ねていると思います。
あまりにも頻回にご家族に連絡したり、また手を煩わせたりであれば何のためにホーム預けたのかということになります。
かといって、ご家族の意向を汲むことなく、事象に勝手に対処していけば、たとえそれが良かれと思ったことでもちょっと違うということになります。
事業者として一番楽なのは、不都合なことは「丸投げ」することかもしれませんが、それだとこちらの存在意義を問われかねません。
ご入居時にご家族にはいつも「ともづなでの生活は、任せたり任せられたりするものではりません」とお話しています。
トラブルを未然に防ぐためには、やはり日頃からのコミュニケーションが大切だと痛感しています。